銀行融資マンの「手の内」を知ろう!
決算書類の作成を税理士に依頼している方は多いでしょう。プロが作成すれば誤りがなく安心です。しかしながら、融資審査を受ける際にそのまま提出するのはお薦めできません。なぜなら税理士は税金のプロであり、会計のプロではないからです。融資の審査基準は金融機関ごとに異なります。そして、金融機関が行う会計の内部研修では、講師として会計の専門家である公認会計士が招かれます。つまり、
融資審査のツボを押さえているのは税理士ではなく、公認会計士なのです。
このセミナーでは、銀行の内部研修講師を数多く務めたキャリア30年以上のベテラン公認会計士が、銀行融資審査で重要な
財務諸表のポイントをわかりやすく解説しています。金融機関に勤めていなければ受けられない、融資担当者が受ける研修プログラム内容を学べる希少な機会です。
さらに、私がこれまでに数多くの融資担当者と交渉した中で見出した
「融資を受け易くするための見栄えの良い財務諸表」について解説します。実際に石渡浩が経営する会社の財務諸表を公開し、ポイントを説明していくので、会計に詳しくない方にも分かりやすい内容となっています。不動産投資での成功を目指す方に向けて、一般的な不動産投資セミナーでは得られない情報を盛り込みました。よりスピーディーに成功したい方、必見です!
▼こんな方に向いている教材です▼
- 融資審査を通過できない理由が分からず悩んでいる方
- 収益用不動産の買い増しをスムーズに進めて本格的に事業展開したい方
- 条件の良い融資を引くために融資審査の仕組みを知りたい方
はじめに
1)アパートローンの特殊性と不動産賃貸業界の実態
2)審査が通り易い決算書とは
3)金融機関が重視するポイント
1. 融資審査の基本原則
1)金融機関目線で見る融資とは
- ・金融機関における融資審査のポイント
- ・融資審査のケーススタディ解説 !
2)金融機関担当者とのコミュニケーション
- ・融資担当者と関係構築の重要性
- ・金融機関の融資審査フロー解説
- ・事業内容説明の重要性
2. 融資審査と財務諸表
1)決算書は過去の活動結果の表現
- ・貸借対照表、損益計算書理解の重要性
- ・不動産業界における財務諸表の重要科目
- ・キャッシュフローの重要性
2)決算書とは?
- ・税法と会社法での決算書の違い
- ・決算書は実態の紐解き&返済能力見極めの材料
- ・財務トレンドと将来予測の基礎資料
3)決算書から何を読むか?
- ・金融機関は決算書からキャッシュフローを算出
- ・債務者の中長期キャッシュ創出力を見極め
- ・定性情報の重要性
3. 融資審査のための貸借対照表の読み方
1)キャッシュフローを貸借対照表と損益計算書から把握する
- ・簿記がわかる≠決算書がわかる
- ・決算書を読む=キャッシュフローを読む
- ・金融機関が重視する財務指標
2)貸借対照表の構造
- ・貸借対照表と資金運用・調達の関係性
- ・金融機関から見た債務者の貸借対照表
- ・自己資本比率高い≠将来の安全性
4. 融資審査のための損益計算書の読み方
1)ケーススタディによる事例解説
- ・経常利益の重要性
- ・会計上の利益とキャッシュフローは一致しない
- ・利益とキャッシュフローが異なる要因解説
2)キャッシュフローを理解する
- ・減価償却費とキャッシュフローの関係性
- ・修繕引当金繰入れとキャッシュフローの関係性
- ・損益計算書から簡便的なキャッシュフロー算出
5. 貸借対照表と損益計算書からのキャッシュフローの導き方
- ・資産、負債、純資産の増減とキャッシュフローの関係性
- ・損益計算書の項目とキャッシュフローの関係性
- ・キャッシュフローを作成して金融機関に説明できる
6. 石渡 浩が経営する会社の具体事例解説
- ・貸借対照表、損益計算書、 個別注記表の工夫ポイント解説
- ・個別注記表を活用した補足情報開示と金融機関の理解促進
- ・公認会計士と連携しての積極情報開示=金融機関の懸念を払拭