石渡浩WEBセミナー「不動産賃貸業のための融資審査と格付」  

全金融機関の法人融資に対応! 不動産賃貸業のための融資審査と格付


工夫次第で融資審査の格付アップは可能 !


 金融機関に融資を申し込む際、ご自身がどのように査定されているのかを意識していますか? より良い条件で融資を受けるには信用格付を理解する必要があります。格付は融資希望者に対する「成績表」のようなもの。テストの成績(業績)がそれほど良くないとしても、授業態度(事業性や将来性)などでランクアップが可能です。金融庁の「金融検査マニュアル」は2019年12月に廃止されましたが、その後も金融機関においては事業性評価に基づく融資審査が重要視されています。
 つまり、現在の業績が悪くても自社の強みをアピールすることで融資が受けられる可能性があるということです。ただし、評価の70%を占めるのは一次評価の結果です。まずは金融機関に評価されるような財務諸表を作成する必要があります。
 このセミナーでは信用格付の基本的な仕組みを知り、対策としてどのような財務改善を行うのかを、私が経営する会社の財務諸表を例に分かりやすく説明しています。さらに、決算書の各項目がどのように採点されるのかを理解できるよう、計算式を記載した演習シートでスコアリング体験をしていただきます。格付の基準は金融機関ごとに異なります。しかしながら基本的な考え方と計算方法がわかれば、ご自身で各金融機関の格付対策が可能です。

▼こんな方に向いている教材です▼

  • 融資審査の仕組みを知りたい方
  • 決算書にどのような工夫をすれば融資が受けられるのか知りたい方
  • 保証協会付き融資への理解を深め賃貸経営で活用したい方
  • 災害関係保証の使い方を学びたい方
  • 個人の属性と切り離して法人の本当の力で融資を受けたい方
  • 経営者個人の連帯保証を外して法人として本格的に事業展開したい方



講師 : 石渡浩[イシワタヒロシ]


略歴・神奈川県生まれ、神奈川県在住
・2007年 3月慶應義塾大学大学院経済学研究科修了
・2007年 4月石渡住宅サービス株式会社(現商号:ベターライフプロパティ株式会社)設立、代表取締役に就任
・2016年 4月石渡住宅サービス(株)の全株式をベターライフサポートホールディングス(株)に約5億円で売却。上場会社の連結子会社にして、代表取締役を辞任
・現在、貸家業を営む傍ら、石渡ファイナンシャルプランニング事務所合同会社代表社員としてファイナンス教育にも従事
著書紹介・「たった4年!学生大家から純資産6億円を築いた私の投資法−借りて増やす技術−」SBクリエイティブ (2012/4/発売)
・「学生でもできた! 逆転不動産投資術 低所得・保証人無しで融資を受けて専業大家」ぱる出版 (2009/12発売)




1.スタートアップセミナー

1)三次評価制の概要

2)最重視されるスコアリング一次評価と重視されつつある二次評価

2.金融庁が求めている二次評価と事業性評価

1)事業性評価とは。金融庁が求める金融機関の果たすべき役割

2)定性分析要因(将来返済力、潜在返済力)とは

3)金融庁が地域金融機関に推奨する「金融仲介機能のベンチマーク」

4)財務力だけによらない、技術力/販売力のある企業の評価事例

5)不動産賃貸業における事業性評価の位置づけ

3.小規模法人で重要な三次評価と法人個人一体化

1)実質同一体の考え方

2)経営者と企業を一体として判断する評価事例

3)実質債務超過となる不動産投資でも経営者個人の預金がある場合

4)経営改善努力を評価する事例

5)不動産時価と実態バランス

4.金融機関の企業審査(第1プロセス・格付け審査)

1)スコアリング・シートの項目例・配点例

2)各指標の計算式とスコア計算

3)石渡浩が経営する不動産保有会社の財務諸表スコアリング実例

4)企業格付け推移グラフ

5)スコアリング一次評価が低い場合の二次・三次評価によるランク調整

5.金融機関の審査プロセス

1)格付け審査後の事業審査(第2プロセス)

2)企業審査・事業審査不可の場合のエリア審査(第3プロセス)

6.金融機関の審査プロセス

1)債務償還年数の長さ

2)設備投資等による営業利益の低下

3)これら業種特性を勘案した評価

7.経営者からの借入金の金融機関での取扱い

1)実質同一体とみなしてもらうための方法

2)経営者借入金分の科目分け、貸借対照表の個別注記

3)短期借入金にしていないか?




8. 一次評価で重要な財務指標と財務分析(会計士による解説)

1)自己資本比率

2)「ギアリング比率」

3)自己資本額、売上高

4)債務償還年数の複数定義

5)償却前営業利益

9. 短期的な格付アップ法

1)決算前

  • ・仮払金、貸付金の清算
  • ・預金から借入金返済
  • ・役員借入金を資本金に

2)決算後

  • ・営業利益が増える科目構成に
  • ・ 役員借入金の表示

10. 中期的・長期的な格付アップ法

1)営業利益を増やすために、売上を増やして経費を下げる

2)不動産売却

11. 演習シートによる解説

1)石渡浩が経営する不動産保有会社のH28年実績

2)具体的な格付けアップ対策とその効果

  • ・定期預金解約
  • ・利益シフト
  • ・資本振替
  • ・計画作成

12. 各金融機関の格付の仕方-銀行へ質問するべき事項-

1)役員借入金の取扱い、どれに該当するか?

2)不動産の取扱い、どれに該当するか?

13. 融資を利用した不動産投資の注意点

1)金融機関が嫌う実質債務超過

2)なぜ石渡は融資を受けることができたのか

14. 今後の不動産投資について

15. 質疑応答



お客様よりアンケートをいただきました



小本 芹様(仮名)




税理士が教えてくれない手法を学ぶことができた。 本セミナーは金融機関から融資を受け続けるために、どのような決算を作るとよいか、という点について原則論だけでなくすぐできる手法を含めて解説されている。この考え方が定着するまでは決算2ヶ月前と、決算後申告前に、本セミナーを見返すことで、金融機関に少しでもウケのよい(融資を引き出しやすい)決算書を作成できると思う。残念なことに税理士の多くはここまで考えてくれない。






福沢 夕様(仮名)




通常なら「非公開」と思われる情報が得られた。 金融機関が融資の為にどういう審査と格付を行っているのかが非常に具体的に理解できました。通常このあたりの情報は全く非公開だと思っていたので非常に衝撃的でした。また具体的な格付アップのための手法もとても参考になりました。私の法人も多くの代表者貸付金があるので、これをうまく使えばBSの見え方を改善できると思うので実際にやってみようと思います。






田村 忍様(仮名)




とにかく面白い!声 格付のスコアリング。 やっぱり石渡さんの講義が面白いです。格付のスコアリング、数字で見るとちょっとした金額でも改善すると数点変わってしまうこと分かりました。小さな積み重ねが必要ということ分かりました。また、最後の部分 実質債務超過肝に銘じていきたいと思います。今は実質銀行評価以下の物件ほぼない感じですが、景気悪くなって、誰も買えなくなった時まであせらず我慢して機会が訪れるのを待とうと思います。







  • 収録日

  • 2017年10月21日


  • 収録時間

  • 2:26:52


  • 配布資料

  • ・融資審査と格付けテキスト
    ・演習シート
    ・企業格付(定量格付)のスコア計算
    ・TKC経営指標
    ・金融検査マニュアル中小企業編事例集知ってナットク!
    ・城東石渡住宅サービス3期比較財務諸表
    ・企業格付推移グラフ(定量格付)



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主催:石渡ファイナンシャルプランニング事務所合同会社
メール:sales@fudosan-toshi.org
電話番号:0466-65-1092(受付時間:平日10時〜17時)


販売価格
33,000円(税3,000円)
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