稟議書を独力で作成できる経営者になれる
銀行員が一番時間をかけている業務とは何でしょうか。それは客先に出向いてのヒアリングと、それを書類にまとめる作業です。しかし銀行の統廃合が進み人員整理が行われるなか、これらの業務は省力化される運命にあります。その時、あなたが稟議書を独力で作成する能力がある経営者や投資家であったら、多忙な銀行員の肩代わりをして融資受けで優位な立場に立てるという状況は想像に難くありません。本セミナーでは
融資審査でこれから起こる変化に対応するために、必要な知識とスキルが身につきます。
もし、あなたが現在プロパーローン・事業融資による借り入れに苦戦しているのであれば、それは銀行の考え方や視点が身についていないことが一因かもしれません。三菱銀行出身の講師が銀行目線に立ち「事業」「非事業」の融資区分にはじまり融資の仕組みを解説します。
あなたが「稟議書を自分で用意する」と決意しても、それが独りよがりな内容であれば、残念ながら成果を得られず、徒労に終わります。金融検査マニュアル廃止後の銀行の融資に対する考え方、内部稟議書フォーマットの解説にはじまり、
素人でもプロ顔負けの稟議書を用意できる、具体的なサイトやツールの活用方法を実践に交える内容でぜひ学習してください。
▼こんな方に向いている教材です▼
- 中小企業経営者・小規模事業者・投資家
- アパートローンではなく事業融資に挑戦したいという方
- 銀行員の思考や視点を理解し融資獲得に役立てたいという方
- 銀行が納得する稟議書類を、簡単かつ独力で作成したいという方
講師自己紹介
1. アパート・マンションローンと金融機関
- ・1棟目はアパートローン。想定外の資金ニーズはプロパーローン
- ・事業経営はイレギュラーをレギュラーとして考える
- ・昔は、アパートローンはなかった
- ・ローンの申込みの流れをチャート解説
- ・銀行は実行を合理化した
2. 金融検査マニュアル廃止後の金融機関
3. スルガ銀行の解説
- ・突然銀行の経営管理が変わったらどうなる?
- ・金融庁のHP解説
4. 金融検査マニュアル
5. RESASについて(沼津市)
6. 経済産業省ローカルベンチマークについて
7. SGDsについて
- ・子供はみんな知ってる
- ・金融検査マニュアルでも重視
- ・金融機関の経営理念もSGDsに則ってる
- ・重要な項目を解説
- ・北洋銀行の事例紹介
- ・銀行の理事長・頭取が重視しても末端は知らない
8. これからの銀行の稟議書とは
- ・銀行からの事業融資を得るには(アパートローンでなく)
9. 金融検査マニュアル廃止後は経営理念が大事
1)引当をやるため貸し出しの品質管理
2)銀行の経営理念に沿っていれば格付けを1ランク上げてもよい
3)ESGについて
4)日本の企業は利益処分に方向性がない
- ・内部留保たっぷりは通用しない
- ・環境投資や地域貢献につかいましょう
10. 事例紹介
- ・金融機関の経営理念に沿って、支援を議論する
- ・アパート・マンション経営者も経営理念を理解する